• No : 85
  • 公開日時 : 2015/11/11 10:22
  • 更新日時 : 2023/12/19 16:05
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複数台のパワーコンディショナを設置する場合の必須事項、注意事項を教えてください。

回答

以下のとおりです。
必須事項:モニタリング機器に複数台のパワーコンディショナを接続する場合
必須事項:完全自家消費システムに単相KPW-A-2シリーズを使用する場合
必須事項:完全自家消費システムに三相CEPT-P3Aを使用する場合
注意事項:異なるシリーズのパワーコンディショナを接続したい場合
 

【必須事項】
<モニタリング機器に複数台のパワーコンディショナを接続する場合>
以下の配線・設定を必ず行ってください。モニタリング機器に発電電力が正しく表示されません。 
  • パワーコンディショナ間を通信ケーブルで接続してください。
  • パワーコンディショナ1台ごとにユニットNo.と終端抵抗(*1)の設定をしてください。

(*1)
・三相CEPT-P3A:ユニットNo.は「パラメータ番号:H5-01」が該当します。終端抵抗は制御回路端子基板にあります。詳細はこちらのご質問をご覧ください。 
・三相KPTシリーズ:ユニットNo.は「通信ID」が該当します。終端抵抗は短絡金具で設定します。詳細は取扱説明書をご覧ください。


モニタリング機器を設置しない場合は、パワーコンディショナの台数にかかわらず上記の配線・設定は不要です。
(完全自家消費システムは除きます。詳細は下記をご覧ください)
配線や設定方法の詳細は施工マニュアルをご覧ください。

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<完全自家消費システムに単相KPW-A-2シリーズを使用する場合>
以下の構成と配線・設定を必ず行ってください。システムが動作しません。
  • 1台目をマスター機、2台目以降をスレーブ機で構成してください。
  • パワーコンディショナ間を通信ケーブルで接続してください。
  • パワーコンディショナ1台ごとにユニットNo.と終端抵抗の設定をしてください。

マスター機とスレーブ機に使用できる形式はシステム構成により異なります。詳細はこちらのご質問をご覧ください。
配線や設定方法の詳細は施工マニュアルをご覧ください。

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<完全自家消費システムに三相CEPT-P3Aを使用する場合>
以下の構成と配線・設定を必ず行ってください。完全自家消費システムとして動作しません。
  • パワーコンディショナ1台目には専用保護継電器KP-PRRV-RPCを接続してください。
  • パワーコンディショナ間を市販シールドケーブルで接続してください。
  • パワーコンディショナ1台ごとにパラメータ番号:H5-01 RS485スレーブアドレスを設定してください。
    ※「2」から順にかぶらないように16進法で設定してください。
  • 専用保護継電器KP-PRRV-RPCから最遠のパワーコンディショナは終端抵抗を設定してください。

配線や設定方法の詳細は、取扱説明書および産業用高圧自家消費システム施工マニュアルをご覧ください。
また、こちらのご質問を参考にしてください。

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【注意事項】
パワーコンディショナを複数台接続する場合は、同一シリーズのみで接続してください。
異なるシリーズのパワーコンディショナ間(*)で、通信ケーブルを用いた複数台接続を行わないでください。
万一の場合、焼損により機能障害が起こるおそれがあります。
(*)パワーコンディショナのシリーズ:KPKシリーズ、KPRシリーズ、KPMシリーズ、KPWシリーズ、KPW-A-2シリーズ、KPVシリーズ、CEPT-P3A、KPTシリーズ

ただし、異なるシリーズでも以下の組み合わせは接続して併設することができます。
<モニタリング機器がゲートウェイの場合>
シリーズ組み合わせ 条件
KPWシリーズ+KPVシリーズ
・自家消費用ゲートウェイボックスKP-GWSC-A(-1)または
 太陽光発電システム用ゲートウェイKP-GWPV-A
KPWシリーズの自立運転切り替え方法が手動設定(初期値)の場合、停電時に手動で自立運転に切り替えたら、
復電時(停電の復旧後)も手動で連系運転に切り替えてください。
連系運転に切り替えず一定期間が過ぎると、エラーコードC1-3.0(パワーコンディショナ動作モード不一致)が発生することがあります。

<モニタリング機器がエナジーインテリジェントゲートウェイの場合> 
シリーズ組み合わせ 条件
KPMシリーズ+KPVシリーズ
・KPVシリーズ2019年6月以降製造分(*1)
・エナジーインテリジェントゲートウェイ
 KP-MU1Fシリーズ Ver3.2以上(*2)
・KPMシリーズの自立運転機能は使用しないでください
※パワーコンディショナ間の配線には
 屋外通信ケーブルKP-SW1-CC-OD-□も使用できます
KPMシリーズ+KPWシリーズ
エナジーインテリジェントゲートウェイ
KP-MU1Pシリーズ、KP-MU1Fシリーズ
Ver3.2以上(*2)
※パワーコンディショナ間の配線には
 屋外通信ケーブルKP-SW1-CC-OD-□も使用できます
KPMシリーズ+KPR-A(*3)
KPWシリーズ+KPVシリーズ
・エナジーインテリジェントゲートウェイ
 KP-MU1Fシリーズ使用時はVer3.2以上(*2)
・KPWシリーズの停電時の自立運転への切替操作は
 パワーコンディショナ本体で行ってください
その他注意点はこちらをご覧ください。
(*1)製造年月は製造番号より調べることができます。こちらのご質問をご覧ください。また、製造番号は本体側面に記載しています。
(*2)エナジーインテリジェントゲートウェイのソフトウェアバージョンの確認方法はこちらのご質問をご覧ください。
(*3)形式KP48R-J3、KP48R-J3-A、KP59R-J4、KP59R-J4-Aは除きます。
 
<KP-MU1FシリーズにKPWシリーズとKPVシリーズを併設する場合の注意点>
・KPWシリーズの設置後の動作確認は、KPWシリーズ本体のスイッチ、ランプ、表示部で行ってください。
・KPWシリーズの停電時の自立運転への切替操作は、KPWシリーズ本体の運転スイッチで行ってください。
・KP-MU1Fシリーズの計測ユニットの運転切替ボタンでは、KPWシリーズの自立運転切替ができません。
 また、計測ユニットの状態表示ランプや表示部などでは、パワーコンディショナの動作状態は確認できませんのでご注意ください。
・KPWシリーズの自立運転切り替え方法が手動設定(初期値)の場合、
 停電時に手動で自立運転に切り替えたら、復電時(停電の復旧後)も手動で連系運転に切り替えてください。
 連系運転に切り替えず一定期間が過ぎると、エラーコードC1-3.0(パワーコンディショナ動作モード不一致)が発生することがあります。

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