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  • No : 8429
  • 公開日時 : 2019/11/13 09:11
  • 更新日時 : 2024/09/11 14:14
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三相パワーコンディショナKPTシリーズ 警報と復旧方法一覧

回答

【安全上のご注意】
  • 以下の調査および処置作業 を行う場合は、電気工事士の資格を有する方が行ってください。
    経験を有しておらず専門の知識がない方は作業を行わないでください。
  • 以下の調査および処置作業は、該当製品の保守・点検に習熟し内在する危険を理解している方が行ってください。
  • マニュアルの「安全上のご注意/安全上の要点/使用上の注意」などの記載事項に従ってください。


  【三相パワーコンディショナKPTシリーズ 警報(エラーコード)一覧】
 
警報(エラーコード)は、パワーコンディショナ内部のLCD操作パネルで確認することができます。
正面扉を開け、LCDのメニュー画面で「状態情報表示」または「異常履歴」を選んでください。
異常リセット操作や再起動などの方法は、
こちらのダウンロードサイトより取扱説明書をダウンロードしてご覧ください。
※ダウンロードサイトのご利用にはユーザ登録(無料)が必要です。初回利用時に新規ユーザ登録を行ってください。
 
LCD表示 警報名 異常原因 復旧方法
G01
OFR
系統周波数上昇(OFR)
系統の周波数が上昇しています。
系統の周波数が整定値以内になると、復帰後投入阻止時間経過後に、自動もしくは手動復帰します。
自立運転は、本警報の発生中でも開始可能です。
G02
UFR
系統周波数低下(UFR)
系統の周波数が低下しています。
G03
OVR
系統過電圧(OVR)
系統の電圧が上昇しています。
系統の電圧が整定値以内になると、復帰後投入阻止時間経過後に、自動もしくは手動復帰します。
自立運転は、本警報の発生中でも開始可能です。
G04
UVR
系統低電圧(UVR)
系統の電圧が低下しています。
G05
ISLAND-P
単独運転受動検出
単独運転受動検出が動作しました。
復帰後投入阻止時間経過後に、自動もしくは手動復帰します。
自立運転は、本警報の発生中でも開始可能です。
G06
ISLAND-A
単独運転能動検出
単独運転能動検出が動作しました。
A07
UHV
系統瞬時過電圧
系統の電圧が一瞬上昇しました。
自動復帰します。
A09
ACF
系統連系保護
系統連系保護が動作しました。
連系運転中に、系統周波数がG03,G04の保護範囲を更に逸脱した場合、本警報が発生します。
自動復帰します。
A10
OCR
インバータ過電流
インバータ出力電流の実効値が、定格電流の120%を超えた場合、0.5秒以内に本警報が発生します。
異常リセット操作により復旧できる場合があります。
発生後5分間隔で3回まで自動で異常リセットが実行されます。
異常リセット操作を行っても本警報が再度発生する場合、本装置が故障している可能性があります。
A11
OCIDC
直流成分流出異常
A36「RTYIDC」(直流成分流出検出)を10分以内に4回検出した場合、本警報が発生します。
系統電圧の乱れにより、発生する可能性があります。
異常リセット操作により復旧できる場合があります。
発生から十分に時間をあけて異常リセット操作を行っても本警報またはA36警報が再発生する場合、本装置が故障している可能性があります。
A12
PLERR
欠相
系統が欠相している可能性があります。
系統が欠相していないか、確認してください。系統が正常に戻ると自動復帰します。
自立運転は、本警報の発生中でも開始可能です。
A13
PRERR
相回転異常
系統のR,S,T相の順序が誤って接続されています。
系統のR,S,T相の順序が問題ないことを確認してください。
自立運転は、本警報の発生中でも開始可能です。
A14
OVDC
直流リンク過電圧
直流リンク電圧が動作上限値を超えた場合、1秒以内に本警報が発生します。
系統電圧またはPVパネル電圧の急峻な変動により、発生する可能性があります。
異常リセット操作により復旧できる場合があります。
発生後5分間隔で3回まで自動で異常リセットが実行されます。
異常リセット操作を行っても本警報が再度発生する場合、本装置が故障している可能性があります。
A15
UVDC
直流リンク低電圧
系統連系または自立での運用中において、直流リンク電圧が動作下限値を下回った場合、1秒以内に本警報が発生します。
A16
IPMERR
IPM故障
系統連系または自立での運用中において、インバータのパワースイッチ素子が故障した場合、本警報が発生します。
A17
STOP
外部入力受信
外部入力信号端子に接続された接点(継電器など)が動作しました。
外部入力信号端子に接続された接点(継電器など)が復旧しているか、確認してください。外部入力信号が解除されると、外部入力復帰時間経過後に、自動もしくは手動復帰します。
外部入力端子に接続がなく本警報が発生する場合は、操作パネルにて、外部入力信号の接点設定が正しいかどうか、確認してください。
A19
MC1SHORT
MC1ショート故障
連系リレーがショート故障している可能性があります。
通常運転(系統連系運転中)ではないとき、連系リレーの補助接点が、主接点ショート状態に連動している場合、本警報が発生します。
異常リセット操作により復旧できる場合があります。
発生後5分間隔で3回まで自動で異常リセットが実行されます。
異常リセット操作を行っても本警報が再度発生する場合、本装置が故障している可能性があります。
A20
MC1OPEN
MC1オープン故障
連系リレーがオープン故障している可能性があります。
通常運転(系統連系運転中)のとき、連系リレーの補助接点が、主接点オープン状態に連動している場合、本警報が発生します。
A23
SYSCOME
コントローラ通信異常
本装置内部の通信が一時的に途絶えましたが、すでに正常状態に復帰しています。
インバータ制御部と、システムコントローラ部の内部通信が5秒間途絶すると、本警報が発生します。
落雷や強いノイズなどを受けた場合に、本警報が発生する可能性があります。
本警報が異常履歴に記録される場合がありますが、すでに正常状態に復帰しているため、本装置を継続して運用いただけます。
継続して発生している場合、本装置の再起動により、復旧できる場合があります。
A25
EEPROM
EEPROM異常
内部メモリが故障している可能性があります。
本装置の再起動により、復旧できる場合があります。
再起動を行っても本警報が復旧しない場合、本装置が故障している可能性があります。
A26
CVCFERR
CVCF同期異常
インバータが故障している可能性があります。
通常運転(系統連系運転)を開始するとき、インバータ出力電圧と系統電圧を10秒間同期できない場合、本警報が発生します。
異常リセット操作により復旧できる場合があります。
発生後5分間隔で3回まで自動で異常リセットが実行されます。
異常リセット操作を行っても本警報が再度発生する場合、本装置が故障している可能性があります。
A29
ADCVREF
ADC基準電圧異常
インバータの計測回路が故障している可能性があります。
A30
INVERR
HCT異常
インバータの電流センサが故障している可能性があります。
インバータの出力電流と系統電流の計測値が大きく乖離した場合、5秒以内に本警報が発生します。
A31
FUSEERR
FUSE断
系統側の過電流保護ヒューズが溶断している可能性があります。
異常リセット操作により復旧できる場合があります。
異常リセット操作を行っても本警報が再度発生する場合、系統ヒューズが溶断しています。系統ヒューズはお客様による交換ができません。
A33
INVERR
出力チョークオープン故障
インバータのパワー回路が故障している可能性があります。
インバータの出力電流がおよそ0A付近の場合、またはインバータ出力電圧と系統電圧の差が大きく乖離した場合、本警報を検出します。
異常リセット操作により復旧できる場合があります。
発生後5分間隔で3回まで自動で異常リセットが実行されます。
異常リセット操作を行っても本警報が再度発生する場合、本装置が故障している可能性があります。
A36
RTYIDC
直流成分流出検出
系統出力電流の直流成分を検出しました。
自動復帰しますが、3度自動復帰を繰り返しても解除されない場合は、直流成分流出異常となります。
A42
CVCFOL
自立過負荷
自立出力端子に、自立定格電流30A(6kW相当)を超える機器が接続されました。
自立出力電流が103%を超えた場合、1分以内に本警報が発生します。また、110%を超えた場合、1秒以内に本警報が発生します。
自立負荷が30A以下(100V換算値)かどうか確認してください。自立負荷が30A以下であることを確認後、異常リセット操作を行ってから、自立運転を再開してください。
A43
CVCFOV
自立過電圧
自立出力電圧(通常100V)が115Vを超えると、1秒以内に本警報が発生します。
異常リセット操作により復旧できる場合があります。
発生後5分間隔で3回まで自動で異常リセットが実行されます。
異常リセット操作を行っても本警報が再度発生する場合、本装置が故障している可能性があります。
A44
CVCFUV
自立低電圧
自立出力電圧(通常100V)が85Vを下回ると、約10秒で本警報が発生します。
A45
OPEDIS
運転条件不成立
自立出力端子台に外部から電圧が印加された可能性があります。
自立出力端子台(TB10)に外部から印加されている電圧を取り除くと自動復帰します。
A46
CVCFUP
自立運転不足電力
入力電力が自立負荷より不足しています。
異常発生より約30秒後に自立運転を再開しますので、自立負荷を減らすか、入力電力が自立負荷より大きいことを確認してください。
A47
CVCFSHT
自立出力短絡異常
自立負荷が短絡しました。
自立負荷が短絡していないか確認してください。自立負荷の短絡を取り除いたことを確認後、異常リセット操作を行ってから、自立運転開始操作を行ってください。
再度警報が生じた場合は、本装置が故障している可能性があります。
A48
CVCFRL
自立リレー異常
自立リレーが正常動作していない可能性があります。
自立出力端子の電圧を正しくオン・オフ制御できない場合、本警報が発生します。
異常リセット操作により復旧できる場合があります。
発生後5分間隔で3回まで自動で異常リセットが実行されます。
異常リセット操作を行っても本警報が再度発生する場合、本装置が故障している可能性があります。
A54
INVERR
直流リンク放電異常
直流リンク放電回路が正常動作していない可能性があります。
停止または待機状態に移行する時、直流リンク電圧を規定時間内に放電できない場合、本警報が発生します。
異常リセット操作により復旧できる場合があります。
発生後5分間隔で3回まで自動で異常リセットが実行されます。
発生から十分に時間をあけて異常リセット操作を行うことで、連系運転を開始できる場合があります。
本警報が生じた場合は、本装置が故障している可能性があります。
B01
HVPV
入力過電圧
太陽電池入力端子に、最大入力電圧600Vを超える高い電圧が印加されています。
太陽電池の電圧仕様をご確認ください。太陽電池入力端子の電圧が規定値以下になると、自動復帰します。
B02
UHVPV
入力過電圧2
太陽電池入力端子に、最大入力電圧600Vを大きく超える高い電圧が印加されています。
B03
OVDC
直流リンク過電圧
直流リンク電圧が動作上限値を超えた場合、1秒以内に本警報が発生します。
入力電圧または系統電圧の急激な変動などにより、本警報が発生する可能性があります。
異常リセット操作により復旧できる場合があります。
発生後5分間隔で3回まで自動で異常リセットが実行されます。
運転を開始後、時間をあけて再度本警報が発生する場合、入力電圧または系統電圧に急峻な変動が生じていないか確認してください。
異常リセット操作または運転開始の直後に本警報が再度発生する場合、本装置が故障している可能性があります。
B04
CIRSHORT
内部短絡
本装置のパワー回路が短絡故障しています。
本警報が発生すると、自動的に直流側開閉器(CB1)がオフ状態となります。
本装置の運用を中止し、メーカーもしくは販売店まで連絡してください。
直流側開閉器(CB1)の再投入は行わないでください。
B05
UVDC
直流リンク低電圧
運転中に、直流リンク電圧が動作下限値を下回った場合、1秒以内に本警報が発生します。
起動時に、直流リンク電圧の充電が完了できない場合、本警報が発生します。
異常リセット操作により復旧できる場合があります。
発生後5分間隔で3回まで自動で異常リセットが実行されます。
異常リセット操作を行っても本警報が再度発生する場合、本装置が故障している可能性があります
B06
CONVOT
温度異常
本装置内部のパワー回路が高温になりました。
コンバータのパワースイッチ素子温度が動作上限値を超えて上昇した場合、本警報が発生します。
B07
SYSCOME
コントローラ通信異常
本装置内部の通信が一時的に途絶えましたが、すでに正常状態に復帰しています。
コンバータ制御部と、システムコントローラ部の内部通信が5秒間途絶すると、本警報が発生します。
落雷や強いノイズなどを受けた場合に、本警報が発生する可能性があります。
本警報が異常履歴に記録される場合がありますが、すでに正常状態に復帰しているため、本装置を継続して運用いただけます。
継続して発生している場合、本装置の再起動により、復旧できる場合があります。
B09
EEPROM
EEPROM異常
内部メモリが故障している可能性があります。
本装置の再起動により、復旧できる場合があります。
B12 ADCVREF
ADC基準電圧異常
コンバータの計測回路が故障している可能性があります。
異常リセット操作により復旧できる場合があります。
発生後5分間隔で3回まで自動で異常リセットが実行されます。
異常リセット操作を行っても本警報が再度発生する場合、本装置が故障している可能性があります。
B13
UOVDC
直流リンク過電圧2
直流リンク電圧がB12 OVDCの発生電圧をさらに超えた場合、1秒以内に本警報が発生します。
入力電圧または系統電圧の急激な変動などにより、本警報が発生する可能性があります。
直流リンク電圧計測回路の異常により、本警報が発生する可能性があります。
異常リセット操作により復旧できる場合があります。
発生後5分間隔で3回まで自動で異常リセットが実行されます。
運転を開始後、時間をあけて再度本警報が発生する場合、入力電圧または系統電圧に急峻な変動が生じていないか確認してください。
異常リセット操作または運転開始直後に本警報が再度発生する場合、本装置が故障している可能性があります。
B14
OIDC
直流リンク過電流
直流リンク電流が正常動作範囲を超えて増加した場合、0.5秒以内に本警報が発生します。
入力電圧または系統電圧の急激な変動などにより、本警報が発生する可能性があります。
直流リンク過電流検出回路の異常により、本警報が発生する可能性があります。
B20
THERR
サーミスタ異常
サーミスタが故障しているか、本装置の周囲温度が計測範囲外の可能性があります。
異常リセット操作により復旧できる場合があります。
発生後5分間隔で3回まで自動で異常リセットが実行されます。
異常リセット操作を行っても本警報が再度発生する場合、本装置が故障している可能性があります。
C05
FANERR
FAN故障(内部)
本装置内部のFANが故障している可能性があります。
異常リセット操作により復旧できる場合があります。
異常リセット操作を行っても本警報が再度発生する場合、本装置が故障している可能性があります。
C07
EEPROM
EEPROM異常
内部メモリが故障している可能性があります。
本装置の再起動により、復旧できる場合があります。
C09
RTCERR
時計設定異常
時計がクリアされています。
本装置を約2週間無通電状態にすると、時計情報保持用の電池が完全に放電され、本警報が発生します。
本警報が発生すると、時計情報が初期値に戻ります。
時計設定を行ってください。
C10
EXTCOME
外部通信自己診断異常
外部通信回路が故障している可能性があります。
本装置を無通電状態から起動させたとき、自動で外部通信回路の自己診断を行います。
外部通信端子に、外部から過大な電圧が印加された可能性があります。
本装置を無通電状態から再起動することにより復旧できる場合があります。
再起動を行っても本警報が再度発生する場合、本装置が故障している可能性があります。
C17
HT
周囲温度異常
本装置の周囲温度が仕様範囲外になっています。
本装置の周囲温度が仕様範囲内に戻ると自動復帰します。
本警報が頻繁に発生する場合は、本製品が熱を受ける要因、もしくは本装置の放熱を阻害する要因(吸気ダクトの詰まりなど)がないか確認してください。
周囲温度が十分に下がっても復帰しない場合、本装置が故障している可能性があります。
C19
MCCBOFF
交流MCCB断
系統出力遮断器(CB2)が「OFF」になっています。
交流出力遮断器を「ON」すると、自動復帰します。
C22
COME
通信異常
本装置内部の通信に異常が発生しています。
インバータ制御部またはコンバータ制御部と、システムコントローラ部の内部通信が1秒間途絶すると、本警報が発生します。
落雷や強いノイズなどを受けた場合に、本警報が発生する可能性があります。
通信が正常に戻ると、自動で復帰します。
長時間継続して発生している場合、本装置の再起動により、復旧できる場合があります。
C26
SYSERR
システム異常
本装置の内部データが損傷しているため、運転を開始できません。
約10秒程度で自動的に復帰しますが、繰り返し発報する場合、本装置が故障している可能性があります。
本装置の運転モードを「停止」に切り替えてから、電源をオフする処置を行ってください。
C30
FANERR2
FAN故障(外部)
本装置の外部FANが故障している可能性があります。
異常リセット操作により復旧できる場合があります。
異常リセット操作を行っても本警報が再度発生する場合、本装置が故障している可能性があります。
C31
PCOMERR
出力制御通信異常
出力制御装置からの電力指令値を受信できませんでした。
出力制御運用において、出力制御装置との通信が途絶または通信異常となった場合、本警報が発生します。
外部通信端子に接続された他機器の通信回路が故障している場合、本警報が発生する可能性があります。
出力制御装置の接続が確立すると自動復帰します。
LCD操作パネルにて、通信ID設定、通信方式設定が正しいことを確認してください。
外部通信端子に出力制御装置が正しく接続されていることを確認してください。
出力制御装置の通信設定が正しいことを確認してください。
外部通信端子に接続された他機器の通信回路が故障している場合、故障機器の通信配線を取り外すことで復旧できる場合があります。
停止操作、もしくは自立運転開始操作を行うと、一時的に本警報が非表示となりますが、連系運転開始操作を行うと再度表示されます。
自立運転は、本警報の発生中でも開始可能です。
 

アンケート:ご意見をお聞かせください

※各ご質問に記載されている各種名称、会社名、商品名などは、各社の登録商標または商標です。